ハンガリー

【ブダペスト旅】思った以上に快適。夜行寝台列車でプラハへ

プラハからブダペストへ旅した記録、最後はブダペストからプラハまでの夜行寝台列車の旅。

陸路で他の国へ行くことができるヨーロッパ。プラハ~ブダペストへの往路はバスを利用したので、せっかくなら、復路は異なるかつ、長時間移動ならではの手段を試してみたい!ということで、深夜寝台列車に乗って帰ることにしました。

滞在先のさくらんぼで出会った、ハンガリー語ペラペラのリスト音楽院に留学していた学生さんにお手伝いしてもらい、事前にブダペスト西駅のチケットカウンターにてチケットを購入。

列車の始発駅は、チケットを購入した駅ではなく、ブダペスト東駅19世紀に建てられた、歴史的かつ美しい建物です。駅構内に入り、改札などは特にないので電光掲示板で自分の行くべきホームを確認し、切符を見せて列車に乗りこみます。

寝台車の客室は、設備によって等級が分けれており、一番下のクラスの6人用からプラベート空間が提供される1人用まで。私はチケット購入時に、3人用の客室のクラスを選びました。

こちらが車内。狭い通路の左手側に客室があります。列車の車体自体、特段新しいわけではありませんでしたが、清潔感のある車内です。

車内には売店も。チェコの鉄道会社の車両だからか、チェコビールも販売されています。

そしてこちらが私が利用した3人用の客室。3段ベッドの構造になっており、すでにベッドメイキングがされていました。

なんと部屋には洗面台が。タオル、石鹸、水が用意されていました。夜間旅すると、化粧を落としたり、歯磨きしたりと、洗面台を必要とする瞬間が幾度となくあるので、これは嬉しい設備。

一方で、部屋自体はかなりコンパクトにまとまっているので、「これ、知らない人と3人でこの空間をシェアするの結構しんどそうだなー」と思っていると、ラッキーなことに他のお客さんがこの日はおらず、3人部屋を独り占めできることに!

車掌のお兄さんが上2つのベッドをたたんで片付けてくれ、頭上もすっきり。

夜行列車旅の夜ご飯は、この記事でも紹介したラーンゴシュ。ブダペスト東駅への道すがら、ラーンゴシュ屋さんを見つけ、どうしても最後に食べたくなってしまい、テイクアウト。揚げたてアツアツを受け取ったので、チーズがとろけてます。

そんなこんなで、思った以上に快適な車内と、最後の晩餐ラーンゴシュとに興奮している間に列車は出発。しばしブダペストの夕暮れの風景を眺めます。残念ながら写真に収まらなかったのですが、その日は月が綺麗で綺麗で、窓の外の景色を見ながら今回の旅を振り返り、いろんなことに感慨深くなって、いつの間にか眠りについていました。

次の朝は早めに床についたこともあり、日の出前に目が覚めました。途中駅の名前から、もうすでにチェコ国内であることがわかります。

起きたばかりのぼんやりした頭で、朝もやがかかる景色を眺め、しばらく夢見心地な気分に浸っていると、部屋のドアがノックされました。こんな朝早くに何事?と思ってドアを開けると、そこには朝食サービスが。

これは予想していなかった嬉しいサプライズ。朝食の内容は、クロワッサンにドリンク。ドリンクはコーヒーか紅茶かを選ぶことができました。

あったかい紅茶を飲みながら、車窓から朝の変わりゆく風景を目で追う贅沢な時間が続きます。

そうしているうちに、だんだん見慣れた景色が目に入ってくるようになり、そこはもうプラハ市内。ブダペストを出て12時間弱、列車は無事にプラハ中央駅に到着しました。

バスに比べると、値段的には割高で(乗車当時で約7,400円)、時間的にも長くかかりますが、部屋を独り占めできたこともあって、とっても快適な列車旅でした。特に、洗面台と朝食サービスでさらにポイントアップ。またチャンスがあれば、他のクラスの客室も試してみたいところ。

もともと私は列車の車窓から、変わりゆく景色をぼーーっと眺めるのが好きで、日本でもよく青春18きっぷで旅していたのですが、ヨーロッパで目にする景色は、日本のそれとはまた違い、異国の地にいる、ということを再認識できて、ワクワク感を駆り立ててくれます。

特に夜行列車は、夕暮れ時と朝方の、昼間の列車旅では見ることができない風景を味わえ、夜行バスより断然快適で、ヨーロッパ旅の交通手段としておすすめです!

ABOUT ME
Tomomi Suda
1988年九州生まれ、九州育ち。 就職を機に足を踏み入れた東京砂漠から脱出、渡チェコ。 縁あって現在オランダ在住。
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