ハンガリー

ハンガリーで剣道!! 海外で日本のスポーツにチャレンジしよう!!

こんにちは!!二月に紆余曲折ありながらもなんとか北海道まで帰ってきたヒョータです。 何があったか細かくは書かないが、要するに

お金が無くなって帰国困難になってました。

あんまりお金がないので習字でお金を稼ぐ旅人さんのお手伝いで小遣い稼ぎをしている僕。目つきが悪いwww

 

みんなも留学に行くときは、調子に乗って帰国分のお金まで使い果たしたりしないようにしよう!! ヒョータとの約束だ!!

まあでも僕もまだ野口英世よりはましだ。あいつはアメリカ行くためのお金を日本で遊ぶために使い果たしちまったからなwww

 

 

 

・・・さて!!

 

今日はハンガリーで僕がなぜか新しく始めた、剣道について少し話をしようかと思う。

中学校、高校と6年間野球一筋だった僕は、剣道はおろか他の球技だって学校の体育の時間にちょこっとやるくらい。

まさか自分が剣道を、それもどういうわけか、遠い東欧の地、ハンガリーで始めるとは思いもしなかった。www

僕がお世話になった、ハイドゥーナナシュの「武士道剣道クラブ」のみなさん。 日本人の僕に剣道を教えるという前代未聞の事案を快く引き受けてくれた。

 

きっかけはハンガリーで日本の文化を広めるイベントがあって、そこで書道のコーナーのお手伝いをしていた時だ。

現地にたまたま遊びに来ていた女の子に「私、実は剣道を習ってるの!よかったら見学しに来てよ!」と声をかけられたのだ。

 

僕の住んでるところから、道場までは50㎞程離れたところだというので、交通費とかが怖いなぁ。。どれくらいかかるのかなぁ。。とかふるえてたら往復700Ft(300円程度)だったので、これはもう行くしかないと思い、後日女の子にホイホイつられて道場へ向かったのだった。

 

実際に道場で見ていたら、なるほど本格的だ。話を聞くとハンガリーの剣道はメンタリティ、技術ともにヨーロッパで上位に入るらしく、教育にも日本人の先生を呼んだり、剣道の強豪である国士館大学に有望な選手を留学させたりと、かなり力をいれているとのこと。

これは剣道においての基本動作である「型」のけいこをしているところだ。剣道に取り組む彼らの真摯な姿勢は日本人のものと遜色がなく、細かいところまで教えあって切磋琢磨している様子に、僕は素直に感動した。

もちろん初めて行ったところだったので、知らない人ばかりである。留学したての僕はここぞとばかりにドヤ顔で英語で自己紹介ハンガリー人は英語を話す人が20%くらいらしいけど、ハンガリーで剣道という、ある意味インターナショナル感満載のこの共同体では、半数くらいの人が英語を使えるようだった。

残りはハンガリー語しか話せない人だったので、ある程度コミュニケーションに穴が開くのは仕方ないかなぁとか考えていたら、一人の女の子が。

 

「すいません。英語は苦手なので日本語でお願いします。」

 

と、下手したら俺より流暢な日本語で話すもんだからびっくらこいたわwwwww

 

まあ冷静に考えたら、日本に関わりのあるスポーツをあえてやっているんだから、日本に興味を持ってくれていて日本語の勉強をしている子がいてもおかしくはないよねー。それでもこの時の衝撃は大きくて、僕の波乱万丈留学メモリアルの中でも割と印象に残った事件であった。だってまさかハンガリーで日本語を話す人なんていないだろって、はなっから思ってたんだもん。妙に日本を近くに感じて心が温まったのを今でも覚えている。

 

まあ結局そんなこんなでいろいろ話をしていて、気が付いたら入部することになっちゃっていたのである

見学だけにしようと思ってたら、いつのまにか剣道をする側になってしまっていた僕の写真。まあ学校行くだけってのも芸がなくてつまんないし、これはこれでいい経験やろと割り切って剣道を始めることにしたのだ。実際これは間違いなく正解手だったし、いまでもこの時の体験をふとした瞬間に思い出すものだ。みんな元気かなぁ。

 

 

この年はハンガリーでちょうど剣道のヨーロッパチャンピオンシップという国際大会があったので、いろいろなイベントが開催された。残念ながらここに写真はないのだが、剣道をしている人なら知らない人はいないというレベルの方である栄花直輝氏がハンガリーにいらして、選手に直接指導するというような、日本人もがうらやましがるようなものまであった(イチローに野球を教えてもらうようなものである)。

 

国際大会そのものも大盛況であった。それぞれの国が自分の国を応援するために国旗を振って大声で歓声を上げる。特にホームグラウンドであるハンガリー選抜への応援は半端ではなく、みんな熱狂の中で応援をしていた。

開会式では日本太鼓の演奏や、防具、竹刀の発売もあり、会場はさながら日本博覧会のようであった。僕が日本人だと気が付いて声をかけてくる人も多く、友達もたくさんできた。

 

 

ハンガリー代表の中には、一緒にけいこをしてくれた選手だっていた僕も気が付いたら一緒にハンガリーの旗を持って、全力でハンガリーを応援していたのだった。

 

国際大会が終わったころには、僕は剣道が楽しくて仕方なくなっていた。ヨーロピアンの選手たちと、技術面、精神面についてああでもないこうでもない議論を交わしながら竹刀を振るのは本当に楽しかったし、練習後にみんなで飲むハンガリーの地ビールは最高だった。

武士道剣道クラブキャプテンのゲルグーと練習後にビールを飲んだ時の写真だ。この日はたまたま練習がきつくて酒が進んだのは覚えているのだが、、、翌日僕は上半身肌で道場の外の庭で寝ていたし、ゲルグーはその横でなぜか下半身が埋められて上半身だけ出てきている状態だったwwwww 意味が分からないし!!wwww

 

こんな感じで、僕は大学以外にも剣道クラブにもお世話にありながら留学ライフを楽しんでいた。ハンガリーはいつか記事に書いたようにアニメなどの日本のサブカルチャーも人気があるし、このように剣道や居合道、合気道などの日本の武術も浸透してきているのだ。

とりわけ剣道に関して言えば、みんなやる気満々で環境はしっかりと整っていた。初心者の僕にもしっかり丁寧に基本から教えてくれたし、ハンガリー人に日本のスポーツを教えてもらうというのは本当に新鮮だった。

ただし問題点として、ハンガリー国内に指導ができる人や、一定のレベルまで上達した選手の相手が不足していることであることが言えるだろう。もしもこの記事を読んでいる人の中に、剣道経験者がいて、かつその君がどこかに留学しようと迷っているのであれば、是非サイトオーナーのYasuさんにハンガリー留学を相談してみてくれ!!

君は間違いなく日本からの剣道経験者ということで重宝がられるし、貴重な体験ができるはずだ。

残念ながら僕は日本人であっても剣道経験者ではなかったため、あんまり彼らの役に立つことはできなかった。でも君なら彼らのお手伝いができるかもしれない。剣道に限らないけど、留学っていう、普通何かを得るために行くものの中で、逆に何かを与えることができるって本当に素敵でかっこいいことだと思うんや。

今回剣道という切り口で少しだけハンガリーの事を書かかせてもらったが、ハンガリーにはまだまだディープでエキサイティングな場所やイベントがたくさんある。これを読んで少しでも「あ、ハンガリーも留学先としてアリやなぁ。」と感じてくれれば僕としては記事を書いた甲斐があったし幸せやー!

数ある留学の選択肢の中で、ハンガリーというのもぜひ視野に入れてくれればと思う。ハンガリー。一年行ったけど最高やったで。

 

 

では!!

ABOUT ME
ヒョータ
ヨーロッパを野宿しながら原付でクルクルした頭弱い系男子。 三年前に原付日本一周完了。 現在はハンガリーで凍えながら原付に乗っている。 プロフィール書いてて気づいたけど原付にしか乗ってねぇ。。 そんな僕のブログはこちらから→hyoutabi.hatenadiary.jp/