【学生生活】ニューヨーク大学プラハ|私の英語力

今回は、私のUNYP留学時の英語力にまつわる話について、お伝えしたいと思います。

UNYPの学部で学ぶときに必要な英語力

UNYPの学部で学ぶ際、以下の英語力が求められます。

English language certificate – either sit the UNYP Entrance/English Test OR submit one of the following test scores:
• UNYP institutional English language test with a score of 72 or above.
• TOEFL internet based test (ibt) with a score of 72 or above.
• IELTS Academic 6.0 or above.
• FCE A, B.
• CAE A, B, C.
• CPE A, B, C.
• City & Guilds ESOL (IESOL) (Reading, Writing, and Listening) Expert C1, Mastery C2.
• Czech or Slovak State Exam in English.
• Czech or Slovak Maturita English Leaving Exam with score 1.
• International Baccalaureate Higher Level (HL): score of 4 in English (as Language A or B)
• International Baccalaureate Standard Level (SL): score of 5 in English (as Language A or B)
• SAT Reasoning Test, Writing section: Score of 560 or higher.
• European Baccalaureate: score of 70% in English.
• Advanced Placement (AP) Exam in English Language and Composition, or English Literature and Composition: Score of 3 or above.
• IGCSE English or O Level English with a Grade of C or above.

University of New York in Prague / Admission requirements for UNYP undergraduate programsより引用

要はUNYPが独自に設ける入試をパスするか、上記の英語検定試験のうちどれか一つが提示されているスコアをクリアしていること。ズラーっと英語検定試験が並んでいますが、日本人に馴染みがあるのはTOEFLIELTSだと思います。

ちなみに私のUNYP留学スタート時のスコアは、ギリギリ基準を満たすIELTS 6.0。チェコ留学当初の私の計画は、最初の1セメスターで大学で学べる基礎英語力を習得、次の1セメスターで大学の学部の授業に参加し、さらに英語力アップ(大学院で学ぶための英語力習得)をすることでした。

最初の1セメスターで学部で学ぶスコア基準をクリアし(別の私立大学の英語コースに通っていました)、晴れて2セメスター目は大学の学部で学べることになりました。(というものの、最初の1セメスター、嫌いな英語と向き合うためのモチベーション維持と、色んなものをかなぐり捨てて日本から出てきて、このままでは帰れないというプレッシャーと、ビザが無事に下りるかという不安とで、メンタルがかなり擦り減りました。)

「英語を学ぶ」から、「英語で何かを学ぶ」段階に足を踏み入れたのもつかの間、UNYPでの授業が始まってまず私が感じたこと、それは「授業についていけない・・・!」でした。

授業の中で、途中で知らない単語が出てきたり、文章の組み立てが複雑になってきたり、最初は理解できていても、一つ、二つとつまずくと、一気に崩壊する感じ。もうその時は、断片断片をつなげて必死に想像力を働かせるか、話の区切りまで待つしかありません。

授業についていけなければ、単位取得に必要な条件を満たせもしないし、議論に参加もできない。加えてクラスメイトたちは、かなり流暢に英語を操ります。自分の英語力不足をひしひしと感じ、「これは本当にまずい」と、とにかく手当たり次第、自分の思いつくことをやることにしました。

自分の英語力に絶望した私がやったこと

自分の英語力に絶望した私がやったことリスト
  • バディーを探す
  • 教授とクラスメイトに自分の事情を明かす
  • クラスメイトにその日の授業のノートの写真を撮らせてもらう
  • レジュメ(いわゆる授業プリント)が事前に手に入る時は予習する
  • English Composition Tutoring(英作文個別指導)に参加する
  • 自主休講しない

バディーを探す

何かしらで新入生や留学生をサポートするバディー制度というものがある、という情報を見たのだと思います。とりあえず、UNYPでそのような制度がないのか聞いてみようと、まず国際課のオフィスを訪ねました。どうやら大学がアレンジしているバディー制度はないようで、その後何箇所か転々とし、心理学部長の元に辿り着き、幸運なことにサポートしてくれる学生のあてがあるとのことで、紹介してくれることに。

心理学部で学ぶセルビア出身の3年生で、週に1度、お茶をしながら英会話のレッスンをしてもらうことになりました。IELTSのスピーキングパートの教材を元に、質問してもらいながら私が答える形式。時間にすると1時間程度、雑談も交えながら、英語の表現でわからないことがあれば教えてもらいました。実際は課題やテストで毎週開催とはいきませんでしたが、とーーーーっても優しい子で、いつも親切に私を気にかけてくれ、英語を教えてもらうということ抜きに、とてもいい出会いでした。

教授とクラスメイトに自分の事情を明かす

「私は英語を勉強しにプラハに来て、この1セメスターはさらに英語力を養うために大学の学部で学んでいる。なので他のクラスメイトよりわからないことが多いと思うし、基本的な質問をするかもしれない」という話を最初の段階で教授にし、何人かのクラスメイトには、何かわからないことがあれば助けてほしい、というお願いをしました。これが授業を理解できない免罪符にも、単位を取るための助けになるわけでもありませんが、「え、なんでこの子はこんなことも理解していないんだ」という状態を単に避けたかったのです。笑 

これを言ったところで、特に授業において特別扱いされるわけでもなく(教授が「電子機器閉じなさーい」と指示した際に、私は辞書代わりにしていたノートパソコンの使用を許可してもらったことはありましたが)、同じように課題をこなし、テストを解きました。これをすることで「英語ができない自分をアピールして周りに許してもらう甘え」という見方もあると思いますが、ただ単に自分の精神の安定と、クラスメイトからノートを借りやすくなる、という点で話してよかったなと思います。

クラスメイトにその日の授業のノートの写真を撮らせてもらう

これはそのままですが、レジュメがなくひたすらノートをとる授業は、復習用に毎回授業が終わったら携帯でノートの写真を撮らせてもらっていました。最初はコピー機でコピーさせてもらっていたのですが(私の大学時代はガラケーがまだ主流だったのでノートはひたすらコピーしていた)、写真さえ取れば十分なことに気づき、授業が終わると「今日も写真撮らせて!」とお願いしていました。その日の授業内容を理解するためにも、テストを乗り切るためにも、復習は大事です。自分がついていけなくなった部分や、聞き逃している部分の穴埋めをするためにはこれは必須でした。

レジュメ(いわゆる授業プリント)が事前に手に入る時は予習する

African Politics and Society(アフリカの政治と社会)では教授が事前にレジュメをe-learning上にアップしてくれていたので、それを印刷し目を通して、わからない単語を調べ、授業に臨んでいました。教授からこの文献を読んでくるように、と予習の指示を出されたらそれもできる限り読む。できる限り、というのは、良くも悪くも完璧主義なので、全部理解しようと逐一わからない単語を調べ読み進めていくと、私の英語読解力ではまあ終わりが見えず、時間だけが過ぎ、色々と消耗するので、良い加減を見極める、ということです。

私の中の優先順位として、まず①復習、② 授業で扱われると明確にわかっているレジュメの予習、それからの③参考文献を読む、だったのでキャパシティ的に③まで手が及ばない場合は、素直に諦めるか、文献の導入と結論だけ読んでいました。授業の理解を深めるために、参考文献を理解して授業に参加することはもちろん重要ですが、時間と自分のキャパシティは有限なので、そこを見極めも大事だなぁと今これを書きながら改めて思っています。

English Composition Tutoring(英作文個別指導)に参加する

学生生活の授業編でも紹介した通り、英語に触れる時間を増やす、ライティングの練習をするという目的で通常の授業プラスαで自主参加の授業に出ていました。詳しくはこちらをどうぞ。

自主休講しない

これは、「熱があっても頭割れそうに痛くても絶対学校行くぜ!」というブラックな試みではなく、大学に通っているといつしかやってくる「あー今日授業だるいなー。1回ぐらいいっか☆あとでノート借ーりよっと」という悪魔の囁きにのらない、むしろ悪魔を存在すらさせない、という挑戦です。

当たり前といえば当たり前ですが、自分の英語力がまだ学問の世界で通用する段階ではない、と気づいてから、これは一言一句聞き逃さない覚悟で臨まないと先がないと思い、授業は休まない、と決めました。幸いにも、病気することはなく、徐々に寒くなるプラハの冬のベッドのぬくぬく感と戦いながら、友達との旅行を私だけ早めに切り上げ「ほんとバカ真面目」と言われながら、(朝9時からの授業はちょっと遅刻をしたりしながらも)1セメスターを自主休講なしで過ごしました。

果たして効果は

1セメスターの留学を終えてみて、自分の英語力を振り返ってみると、ほんの1セメスター=3ヶ月半で、正直実感として、英語がスーパーできるようになったぜ!英語文献スラスラ読めるー!という感覚に到るまでにはなりませんでした。

しかしながら、大学で単位を取る、という点からすると、結果オールオッケー。

私の成績

African Politics and Society(アフリカの政治と社会) 86.0 % (B)
English Composition I(英作文Ⅰ)80.5 % (B-)
Ethics of Business & Public Administration (ビジネス・行政倫理学)78.3 % (C+)
International Business(国際ビジネス)86.8 % (B+)

3教科で8割以上、一番難しかったEthics of Business & Public Administration (ビジネス・行政倫理学)の授業でも8割近い成績を取ることができました。

その後IELTSを受けることがなかったので、英語力の数値での比較はできませんが、一番鍛えられたのはライティング力。English Composition I(英作文Ⅰ)の授業で、私は指示語(this, that, itthey, he, sheなど)の使い方に問題あり、と指摘されました。(’You have a huge problem.’と言われ、かなりずがーんと来た。)私のエッセーは指示語を多用し過ぎ、何がどれを指しているかわからない、という内容でした。それまで誰にも指摘されたことがなく、全く自覚がなかったので改善するのに苦労したのですが、この授業やEnglish Composition Tutoring(英作文個別指導)を通してなんとか修正していき、最終的に教授からは、君のエッセーは最初に比べたら本当に良くなった、とお褒めの言葉をいただきました。

また、履修した全ての授業で長文エッセーを書き、平均1370words、一番長かったもので2419words、English Composition I(英作文Ⅰ)の授業でも、宿題として300words500wordsでエッセーを書くことが複数回ありました。量をこなすことで、英文を書くスピードが上がり、また、きちんと構成立てて文章を書く力が身についたと思います。

最初は本当に、単位を取ることすらできないかもしれない、と自分の英語力に絶望しながら始まったUNYPでの留学。どんな成績が返ってくるかすらもわからなかった中間テスト。まともな点数が返って来たときは、安心感より、驚きがありました。ちゃんとついていけるか、私の言ってることを理解してもらえるか、不安を抱えながらのグループプレゼンテーション。’Your English is perfect!’ という励ましに支えられながら、やり終えることができました。課題のエッセーも、「理解可能な内容でしたか?」という自信がないにもほどがある私の問いに、「いや、いいエッセーだったよ」と答えてくれた教授。

一つ一つの積み重ねと、その結果で少しずつ自分の英語力への絶望感を払拭していくことができました。自分のやったことが十分だったのかはわかりませんが、「なんとかならないかもしれない」と本気で思っていたことが、「なんとかなる」という結果に繋がったのは、自分の自信につながる経験でした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

1988年九州生まれ、九州育ち。
就職を機に足を踏み入れた東京砂漠から脱出、渡チェコ。
縁あって現在オランダ在住。