EUビジネススクールは、QS Top MBA Global 200 Business Schools Reportでヨーロッパ42位にランクインするビジネススクールです。
参考:https://www.topuniversities.com/university-rankings/mba-rankings/europe/2020
学士号、修士号、博士号の各学位を取得することができ、英語学習コース、ビジネス準備コース、国際関係学、レジャー&観光学、スポーツマネジメントなどの専攻が存在する、ビジネス関連に特化した教育機関になっています。
7月18日現在、以下の三つの選択肢があります。
1)オンラインで始めて、タイミングを見て渡航
2)10月に渡航して通常通りに授業
3)11月に渡航して通常通りに授業
オンライン授業だけでなく、11月から新学期を始める選択肢が追加されています。11月に始める場合は、冬休みが短縮されます。
ここはマルチキャンパス型の学校で、ジュネーブ、モントルー、ミュンヘン、バルセロナで学ぶことができます。
プログラムによっては、英国ローハンプトン大学とのダブル学位プログラムがあります。学士課程ではミュンヘンキャンパスで、修士課程では全てのキャンパスで、ローハンプトン大学の学位も同時に取得することができます。ダブル学位に興味がある方は、お問い合わせください。
EUビジネススクールのバルセロナ校。今年オープンした9階まである新しいキャンパスに初訪問。 pic.twitter.com/zQ2YUodrEi
— 桑原泰之|ヨーロッパ英語留学 (@yasukuwahara) October 6, 2017
現時点で最も学生数が多く、実質の学校コミュニティーの中心を担っているのは、バルセロナのキャンパスです。以下では、中心を担っているバルセロナキャンパスで学ぶ長所、また、魅力的でない点をまとめています。主観的な感想ですが、参考にしていただければ、と思います。
EUビジネススクール(バルセロナ)の魅力
1. 第三機関からの外部評価が確か
EUビジネススクールは、欧米の主要な教育評価機関から認証を受けている正式な高等教育機関であり、大学教育の質を評価するQSランキング(Quacquarelli Symonds社)の常連となっています。
【参考】
- 2019年度 QSランキング総合4つ星評価(Quacquarelli Symonds社調べ)*卒業生の雇用、国際性、革新性などの面では、最高位の5つ星評価
- 2020年度 オンラインMBAランキング11位(QS Top ONLINE MBA)
- 2020年度 トップ グローバル ビジネススクール ランキング 欧州44位(QS Top MBA Global 200 Business Schools Report)
- 2020年度 グローバルMBAランキング 欧州42位(QS Global MBA Rankings: Europe)
- 卒業後に投資額に見合った給料を受け取れるランキング5位(QS Return of Investment Report調べ) *バルセロナ校が対象
- 女性にベストのビジネススクール6位(Capital W調べ)
*女性の学生の割合が約50%と高く、女性のビジネスリーダーを輩出する事にかけては欧州トップクラス
提携大学であるローハンプトン大学(ロンドン)、ペース大学(ニューヨーク)などに留学して、卒業後に短期間で第二学士号を取得することも可能です。
2. キャンパスが全て英語環境
EUビジネススクールでは、全ての授業が英語で行われ、学内の公用語は英語となっています。教授陣もスタッフも全員が流暢に英語を操るので、スペイン語やドイツ語が全くわからなくても、問題なく大学生活を送れます。
ヨーロッパの非英語圏には、特定の学部、プログラムだけを英語のみで行っている大学は多いですが、キャンパス全てがほぼ英語環境である学校は多くはありません。EUビジネススクールは、ヨーロッパの中では、比較的安価な学費で高い外部評価の英語教育環境を整えた数少ない学校です。
3.徹底した少人数教育
EUビジネススクールは、優秀な教員を集められるように、特に講師陣に多額の投資を行っています。多くの学生を集めて大教室で授業を行うのではなく、少人数教育を推進しており、1人の先生に10人の学生がつく割合(2019年12月時点)になっています。少人数制を謳っているアメリカのリベラルアーツカレッジよりも、さらに少人数教育になります。
教員が少人数の学生についているため、教員と学生と相互コミュニケーションが取りやすい環境にあります。仮に学習面で困難があっても、自分からしっかりと疑問点を伝えれば、時間をとって対応してもらえます。日本から直接、海外留学する人には、比較的安心できる環境になっています。
4. 学位を取らない短期留学もできる
数週間のサマーコース・ウィンターコースに加え、一学期・一年間だけの留学もできます。留学するのに、必ずしも学位を取る長期留学をする必要はありません。
日本で大学に所属しているのであれば、EUビジネススクールで取得した単位を、所属大学の単位に組み入れることも可能です。交換留学のように、EUビジネススクールに一定期間だけ留学して、その単位を所属大学に持ち帰ることも、所属大学の許可があれば可能です。
国連本部があるジュネーブ、スイス有数のリゾート地のモントルーの各キャンパスは、学費が英国と同程度で他キャンパスよりも高額ですが、一学期、一年だけの留学であれば、留学費用を抑えることができます。スイスの特色を活かし、観光学、国際関係学を学んで帰国する、という形を取ることもできます。
5. 現役大学生でなくても、短期で学部・大学院留学ができる
現役大学生でなくても、一定期間の留学は可能です。英語コース、ビジネス予備コース、学位を取る学部・大学院留学はもちろんのこと、一学期・一年のみに限定して、交換留学のように学部・修士課程のクラスを取ることができます。
ただ、この方法は担当とのアレンジが別途必要になるので、詳細は以下の問い合わせフォームからお問い合わせ下さい。
高校中退者で高校卒業程度の資格を持っていない人でも、条件によっては、英語コース、ビジネス予備コースに留学ができます。無事にビジネス予備コースを終了した後は、EUビジネススクールに大学進学をして、学士号を取得することも場合によっては可能です。諸々の条件があるので、詳細はページ下部の問い合わせフォームからお問い合わせ下さい。
6. 英語力の足りない人用の準備プログラムがある
出願の際の英語力の基準は、学部留学でIELTS 6.0、大学院留学でIELTS6.5です。これに満たない場合は、基本的に3ヶ月集中型の英語コースに進学し、一学期間、英語+基礎クラスを学ぶことになります。
英語コース出願時の英語力の目安は、IELTS5.0、TOEFL iBT45です。日本の高校でそれなりの英語の成績を取っている人であれば、入学することは十分にできます。英語コースの他に、ビジネス基礎コースがあり、英語とビジネスの基礎科目を並行して学ぶこともできます。
TOEFLやIELTSの点数を持っていない人は、EUビジネススクール独自の英語のテストを遠隔で受けることもできます。出願の際に、必ずしも英語能力証明を保持している必要はありません。
7. TOEICの点数を出願に利用できる
IETLS、TOEFL、ケンブリッジ英語検定などは、ほぼ全ての大学の出願で利用できますが、TOEICは出願の際の英語力の基準として受け付けない大学も多いのが現状です。TOEICはビジネス英語の能力を測るものであり、アカデミック英語の力を測るものではないからです。
EUビジネススクールでは、ビジネスに焦点を当てている学校ということもあり、TOEICの点数も出願に利用することができます。点数の最低基準は、準備コースで600、学士課程で670、MBAで720が目安です。
アカデミック英語ではない分、平均的な日本人にはTOEICの方が基準の点数を取りやすいことも多く、TOEICを出願に用いることができることで、点数の基準をクリアしやすい人が出てきます。
8. 最大で4つの都市を行き来して学べる
キャンパスは、ジュネーブ(スイス)、モントルー(スイス)、バルセロナ(スペイン)、ミュンヘン(ドイツ)にあり、学期ごとにキャンパスを変えながら学ぶこともできます。
ただし、スイスキャンパスは、スペイン、ドイツキャンパスと比較して学費が約2倍になっているため、経済的に限られた予算で留学している人にとって、現実的な選択肢はバルセロナとミュンヘンの2都市を行き来することかと思います。
「スペイン、ドイツの文化に日常的に触れつつ、二つの国際都市で英語で学位を取る」という選択肢は、うまく利用してそれぞれの言語の運用能力も磨けば、将来の人生の幅をさらに広げてくれます。
学費が他のキャンパスよりも高いが、さらなる少人数教育が徹底されている。
国連の欧州経済委員会の執行役員Michael Sylver。
9. オンライン学習を組み合わせることができる
4つの違うキャンパス間を行き来できるだけでなく、オンライン学習も組み合わせることができます。1年目はバルセロナ、2年目はミュンヘン、3年目はジュネーブ、その間の毎年の夏休みは、世界を旅しながらオンラインで夏学期のクラスを取る、ということも可能です。
就職活動のために日本に帰国したり、旅行をしたりして、一学期だけオンラインで学ぶことも、EUビジネススクールの柔軟なカリキュラムなら実現させられます。
オンラインのMBAは『どこでも学べる! 世界で最も素晴らしいオンラインMBAプログラム トップ16』 でも15位にランクインしています。
10. 最短で2年程度で学士号が取れる
集中的に一学期分のことを学ぶ「夏学期1」、「夏学期2」の特別な学期が用意されており、夏の間もずっと授業を取っていれば、2年で学士号を取ることも理論的には可能です。仮に一年間どこかのヨーロッパの英語コースで学んだとしても、この方法であれば、3年で学士号を取ることができます。
ただ、夏休みがなくなるので、心身ともに非常に大変であることは、初めから覚悟する必要があります。一学期に取る単位数もかなり多めにする必要があるので、少しでも余裕を持って大学生活を送りたい人、英語力に不安がある人には、2年で学士号を取るのは勧めません。通常通り、3年で学士号を取るペースで授業を取ることをお勧めします。
11. 年に複数回の入学の機会があり、日本の学校のカレンダーに合わせやすい
プログラムにもよりますが、入学時期は、秋学期、冬学期、夏学期1、夏学期2と、年に4回あります(年度によって開始は1週間前後のズレが生じます)。ヨーロッパは秋に新学年度が始まるところが多いですが、EUビジネススクールでは日本の学校を3月に卒業して、2ヶ月の渡航準備期間を経て、5〜6月にはヨーロッパで授業を取り始めることができます。
大学の休みを利用したり、ギャップイヤーを取ったりする場合も、入学時期が多いので、スケジュールを合わせやすくなっています。
12. サッカー、テニス、バスケットボール、バレーボール、音楽などのクラブで課外活動ができる
毎日練習しているわけではありませんが、学内にはスポーツや音楽のサークルがあり、自分から積極的に関わっていけば、授業以外でも他の学生や他大学の学生たちと交流する機会があります。世界トップのサッカークラブと言われるFCバルセロナの本拠地だけあって、特にサッカーは盛んです。
13. 安くスペイン語、ドイツ語が学べる
EUビジネススクールの学生は、一学期約1,000ユーロで、スペイン語のコースも取ることができます。クラスは週二回。
スペイン語を習得すれば、似たような言語であるカタルーニャ語、ポルトガル語、イタリア語、フランス語も比較的簡単に学習でき、スペイン語とポルトガル語が公用語の南米人たちとも、ある程度のコミュニケーションを取ることができます。第二外国語としてスペイン語を学ぶのは、国際交流、ビジネスをする上でメリットが大きくなります。
ミュンヘンキャンパスには、ドイツ語の簡単なパートタイムコースも併設しています。生活に必要なドイツ語は、学内で学ぶことが可能です。
14. 就職サポートオフィスが併設している
学校は多くの国際的な企業と結びつきがあり、キャンパス内に就職サポートオフィスがあります。卒業後に現地に留まって就職活動をする場合に、ビジネススクールのスタッフが大きな助けになってれます。
学校はキャンパス内での教育に加えて、在学生の就職の手助けをするところまでがプログラムと考えています。古い国立大学とは違い、就職、インターンに関するサポートが手厚くなっています。
ただサポートを受けるためには自分からオフィスを活用する必要があります。キャリアサポートオフィスのディレクター曰く、「ただ受け身で待っていても機会はやってきません。入学したらキャリアサポートオフィスを訪問して、オフィスを積極的に利用してください」とのことです。
EUビジネススクールが魅力的に映らない点
どこの学校もいいことばかりではなく、いくつか学校に関して引っかかる点があるので、それも併せて明記しておきます。主観的観点から気になった点になりますが、なるべく他の人にも当てはまりそうなものを選んであります。
1. 学食がない
食事というのは毎日のことで、安価で食事が取れる学食は貴重です。しかし、ここには日本の学食のようなものはありません。
バルセロナキャンパスは、道路を挟んで向かい側にショッピングモールがあり、スーパーやフードコートもその中にあります。大型スーパーにイートインスペースが付いているところもあるので、安価で食べられる食事には困ることはないかと思いますが、毎回、地下道を通って道の向かいのショッピングモールに行くのは、少し面倒になるかもしれません。
ミュンヘンキャンパスも同様で、近くにレストラン、カフェはありますが、キャンパス内に食堂があるわけではないので、毎日の食事をどうするかを少し考える必要が出てきます。
2. 街で使われる言語は英語ではない
バルセロナは世界屈指の観光地であり、スペインで最も国際的な都市なので、国際的な企業も多く集まっていて、英語を話す人は非常に多いです。キャンパスも英語環境なので、スペイン語を全く話せなくても、学校生活では困ることはないかと思います。
ただ、そうは言っても、バルセロナにおける公用語はカタルーニャ語とスペイン語で、英語ではありません。国際都市で英語が通じるといっても、カタルーニャ語とスペイン語の世界です。第二外国語としてスペイン語を学びたい人には最適な環境ですが、英語以外は何も触れたくないという人には、英語圏に行くことをお勧めします。
スイスもドイツも、街の言語が英語でないのは同じです。国際都市のジュネーブ、ミュンヘンは、英語運営能力が高い人が住んでいる割合が、同国内の他都市よりも高いため、英語でのコミュニケーションに困ることは少ない環境ですが、キャンパス外の言語環境に不満を感じやすい人には、英語圏以外の留学ではなく、英語圏での留学が最適です。
以上の2点が、個人的に気になった点です。個々人によって魅力的な点、魅力的でない点は異なるので、上記はあくまで参考程度にして下さい。
電子パンフレットの請求&問い合わせ

EUビジネススクールに入学する場合、Good Friends Japan(以下、弊社)が日本語出願の窓口となっており、出願から大学のハウジング担当を紹介するところまでは、当社が無料で行うことができます。
EUビジネススクールの担当者に直接の問い合わせ
EUビジネススクールに直接、問い合わせと出願を行うこともできます。東アジアの担当は、スイス本部スタッフのKenneth Quahになります。以下の日本語の挨拶文は翻訳であり、Kenneth Quahは日本語を話さないので、以下のフォームは英語でご記入をお願いします。

Kenneth Quah
Senior Regional Recruitment Manager
Tel. (+41) 21 966 52 73
こんにちは。私の名前はケネスです。EUビジネススクールの地域マネージャーで、日本人の問い合わせ、出願の責任者です。少しでも不明な点があれば、私宛にEメールを送っていただければ、対応させていただきます。
キャンパスに日本のみなさんをお迎えすることを楽しみにしています!
Kenneth Quah
ケネスに英語で問い合わせる場合は、以下のフォームを使って下さい。
バルセロナの学生たちと食事会。バルセロナもいいメンバーが揃った。ほんとありがたい。 pic.twitter.com/n79a5UtHdO
— 桑原泰之|ヨーロッパ英語留学 (@yasukuwahara) April 8, 2019
ヨーロッパでの交流会はこんな感じ。バラバラの場所に留学してるみんなが繋がっていくのを見るのは楽しい。 pic.twitter.com/HHkobSgREn
— 桑原泰之|ヨーロッパ英語留学 (@yasukuwahara) April 5, 2019
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