
ヨーロッパには、英国よりも安い学費で英国の大学の学位が取得できる大学が存在しています。コンピューターサイエンス(ソフトウェア工学)、ビジネス(会計・ファイナンス)、ファウンデーションコース(準備コース)を英語で学べるランカスター大学ライプツィヒも、その一つです。
2020年に新入生を受け入れ始めたばかりの新設キャンパスで、母体は英国の公立大学であるランカスター大学です。ランカスター大学ライプツィヒは、そのドイツキャンパスにあたります。
英国の大学になるため、教育は英語で行われ、出願にも大学の勉強にも、ドイツ語は不要です。
ランカスター大学に関して
ランカスター大学は、創立50年未満の大学では、世界のベスト10に入る評価を受けている公立大学です。英国内の主要な大学の外部評価において、毎年トップ10入りをしており、研究と教育で定評があります。
ビジネス専攻:QS大学ランキング51-100位、Time Higher Education101-125位
コンピューターサイエンス専攻:QS大学ランキング151-200位、Time Higher Education101-125位
ドイツキャンパスのプログラム
大学準備コース(ファウンデーションコース)
- コンピューターサイエンス専攻向け
- 経営・経済専攻向け
IT・工学系で学士号を取る場合は、コンピューターサイエンスの準備コース、経営・経済系の場合は、ビジネスの準備コースになります。
英国の公立大学には、日本の高校卒業資格のみでは入学することができません。SAT・ACT、国際バカロレア、Aレベル試験などが必要になります。日本の高校の卒業資格しかない場合は、1年間準備コースで学ぶことで、英国の公立大学の出願資格を満たすことができます。
学士課程
- Business Management
- Accounting and Finance
- Computer Science
- Software Engineering
専攻は、コンピューターサイエンス系、ビジネス系の二つに大別されます。学費は、どの専攻も15,000ユーロ(2021年2月のレートで、191万円前後)です。学費が高くなる傾向の理系の学費が、相対的に安く抑えられています。
入学時期(2021年度のケース)


ファウンデーションコースのみ、入学時期が、10月、1月、6月の三回あります。学士課程は、10月、1月のみです。
6月入学のファウンデーションコースは、追加でもう一学期分、合計で三学期分の授業を取ることになり、出願にはIELTS Academic 5.0で入学ができます。三学期になると1年間の学費は、18,500ユーロになります。
10月、1月入学のファウンデーションコースは、二学期分の授業を取ることになり、出願にはIELTS Academic 5.5が要求されます。
奨学金
ファウンデーションコースで1,000ユーロ、学士課程で750ユーロ〜3,000ユーロの奨学金があります。
ファウンデーションコースの給付奨学金は、弊社で獲得の手助けをすることもできます。
ランカスター大学ライプツィヒを勧める理由
英国の主要な大学の学位が取れる
ランカスター大学ライプツィヒは、英国の公立大学のドイツキャンパスにあたります。一度も渡英しなくても、取得した学位は、ドイツ、英国の両方から認可されたランカスター大学の学位になります。
安く英国留学ができる
学内選考を通れば、英国のランカスター大学に短期留学をすることができます。ランカスターではなく、ライプツィッヒキャンパスの学費が適用されるため、費用を抑えながら、英国の大学にも短期留学することができます。
同じ大学内でのキャンパス移動になるため、英国留学しても単位の移行はスムーズに行われます。受け入れられる単位と、受け入れられない単位の計算や心配をする必要がなくなります。
キャンパスの英語環境が良好
ドイツの公立大学は、学士課程を英語で取得できるところが少なく、キャンパスの英語環境も良好とは言い難い部分があります。
ランカスター大学ライプツィヒは、英国の大学ということもあり、学内の公用語は英語で、プログラムは英語で行われています。出願の際にも、ドイツ語の能力は不要で、ドイツ語能力を証明する文書を提出する必要もありません。
英国より学費が安い
ファウンデーションコースコース、学士課程、ともに15,000ユーロ(180万円前後)です。理系とビジネス専攻が同じ学費で統一されており、特に理系の専攻では、相対的に学費が低く抑えられています。
ベルリン、ミュンヘンより家賃が安い
ライプツィヒは、第二のベルリンと言われることもある都市ですが、生活費はベルリンよりも低く抑えることができます。
卒業後に仕事探しのビザが取れる
卒業後はすぐに帰国する必要はなく、18カ月間の仕事探しのビザがもらえます。現地での就職を狙う場合は、このビザを利用して、そのチャンスを広げることができます。
オランダ、スペインなど、ヨーロッパの複数の国々がこの制度を利用していますが、ドイツはその期間がより長く設定されています。現地就職を希望する場合は、このような制度のある国を狙うことで、卒業後の可能性を広げてくれます。
大学に関して気になる点
学生数が少ない
2020年に開校したばかりの新設校で、まだ卒業生が出ていないため、人数は多くありません。
ただ、母体が外部評価の高いランカスター大学であり、かつ、低い学費で全てを英語で学べるということもあり、これから拡大指定
開校後に時間とともに順当に評価をあげた秋田県の国際教養大学のように、これから入学競争が激しくなっていくと予想されます。
ビジネススクールほど実践的ではない
ランカスター大学ライプツィヒのビジネスプログラムは、通常の研究大学のプログラムであり、実践的な学びが重視されるビジネススクールとは少し異なります。実務教育を行うプログラムではないため、ビジネス系の専攻に限っては、ビジネススクールほど現場に即した教育が行われてはいません。現時点では、ビジネススクールほどのインターンの機会も提供されていません。
知名度を重視したい、英国のランカスター大学の学士がほしい、そもそも理系の専攻という人は、EUビジネススクールのミュンヘンキャンパスよりも、ランカスター大学ライプツィヒの方が魅力的な選択肢になります。
しかし、実践的な学びをしたい、国際ビジネス都市のミュンヘンでビジネスを学びたい、という場合は、ランカスター大学よりも、こちらを選択肢に入れることになります。
最後に
弊社Good Friends Japanは準備コース運営の公式パートナー会社であり、日本語補佐の役割を担っています。弊社からの準備コース入学者には、入学祝い金、ヨーロッパ、日本でGood Friends Japan交流会への無料招待などの特典を用意しています。出願に関して補佐が一切必要ない場合も、こちらで公式運営の日本担当につなげるだけで、この特典を受け取ることができます。
また、弊社は社会的に困難な環境で生きる若者の留学を特別な形でサポートしており、弊社の準備コース入学者が一人出るたびに、不利な環境に置かれた若者のための留学基金1万円を積み立てています。入学者の負担は一切なく、入学者一人一人が社会に貢献できる仕組みです。
準備コース入学予定者は、この仕組みにぜひご協力いただければ幸いです。感謝の印として、希望者のSNS・ブログやお名前・ニックネームを、この留学体験談サイトにリンクさせていただきます。
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