チェコ

チェコ留学をしている僕とプラハでの日々(秀郁)

はじめまして、僕はニューヨーク大学プラハ(以下、UNYP)に通っている秀郁(ひでふみ)です。これから大学以外での生活について、僕の経験を紹介していきたいと思います。

僕の今学期のスケジュールは、週に4つの授業をそれぞれ月、火、水の3日間でした。なので、この3日以外はもちろん自由です。授業が終わればもちろん自由ですが、宿題などを何よりもまず、第一優先事項として終わらせないといけませんので、授業の日に何をするかはその日の宿題等の進捗次第、という感じです。

ファウンデーションコースのクラスでもらう宿題はなかなか量が多く、一日ではなかなか終わらないので毎日少しずつやっています。カリキュラム次第ですが、フリーな時間がかなり多いので、何をするのかある程度計画を立てておくなど、時間について多少なりとも考える必要があると思います。

住居

僕はBelgicka ApartmentsというUNYPの寮に住んでいます。大学までは徒歩約3分でUNYP生にとってベストな場所にあるといえるでしょう。建物は6階建てで、僕は6階に住んでいます。キッチンからの見晴らしが非常にきれいな場所です。

部屋はシェアで、2人部屋が2つ、キッチン、トイレ等は4人でシェアです。キッチンには食洗器もついてます。洗濯機は共用で一回においてあります。ウォッシュとドライ別々でそれぞれ1回80czkです。性能はいいのですが、金額が高く、おつりが出ないのと故障が多いのが残念です。(当方、コインを挿入する機会の故障と、本体の故障でトータル250czkほど失っております!なんて都合のいい機械!)

*1czk(チェコ・コロナ)=約5.1円

キッチンには先述の通り食洗器がついており、食器や調理具などある程度のものは備え付きです。IHヒーターとオーブンもあります。僕の部屋の場合、シャワーは1つでしたが、部屋のグレードが上がればバスタブがついていたりするようです。

過ごしやすさは基本的に同居人たちの当たりはずれで、ある程度決まります。僕の場合、大はずれをひいてしまい、ルームメイトは毎日のように彼女を部屋(もちろん僕もいます)に泊めて、週の半分はそもそも帰ってこない。禁煙の中、平気でタバコなどを吸う。シェアメイトは洗いものは絶対しないし全てを汚していきました。みんな大家の忠告なんてお構いなしです。

こういう場合は、遠慮なく大家に言っておけば、退寮に追い込んだり、契約満了前に引っ越しができたりします。とはいえ、「世の中にはこんな人たちもいるのだな」と勉強になりましたし、メンタルも強くなりました。

ちなみに家賃は現時点で僕の部屋が1か月9,600czkです。正直、2人部屋の値段としては割と高めです。

探せば他のフラットシェアや1人部屋もあります。ただし物件を見つける際に不可欠なチェックポイントはいくつかありますし、そのうえで詐欺にも気を付けてください。

食べもの

寮の中には、食堂がありません。ただ、各部屋にキッチン(シェア)がついていて、元々お皿や鍋などもある程度そろっているため自炊は十分にできます。

買い物は、近所のベトナム人が営むストア(色んな所にたくさんあります)や、BILLA、TESCO、ALBERTなどの大手スーパーでできます。ストアは寮のすぐそば、3つのスーパーもそれぞれ徒歩5~7分ほどの場所にあるのでかなり便利だと思います。チェコ語が読めないとなんて書いてあるかわからないものがほとんどので、単語をチェックしておくことをオススメします。

チェコは北海道よりも北に位置しており、野菜があまり豊富ではありません。なので、食事のバランスが取りにくいのが大きな問題になるはずです。不安な場合は、日本から青汁など栄養があるものを持参すると良いと思います。

肉はブロックで売ってあることがほとんどです。豚肉鶏肉は美味しいですが、牛肉が非常に硬く、牛乳やヨーグルトに浸す、または煮込むなどの工夫をしてやっと食べれるといった感じです。

自炊が嫌な場合、近所にレストランがたくさんあるので、そこを利用するとよいと思います。寮の一階にもレストランがあります。

また、すぐ近くにオーガニックレストランもあり、そこと寮の一階のレストランは美味しいサラダや体にいいものが多いので野菜不足を感じたら行くのもアリだと思います。

チェコではビールが非常に安く、水よりも安かったりします。残念なことに僕はビールが嫌いで味がわからないのですが、日本のビールより美味しいという声も聞こえます。ビール嫌いだけどチェコのビールなら好き!という人もよくいるそうです(あいにく僕はその内からも漏れています)

スポーツ

UNYPにはサッカーやバスケットのチームがあり、参加希望者は(恐らく、入団テストを受けて)参加することができます。他にもプールやジムが無料で使えるチケットをもらえます。プールは少し遠く、トラムやメトロで片道30分ほどかかるところにあるPodoliという施設の50Mプールです。

街中でランニングをしてる人もちらほら見かけますが、基本地面は石畳で凸凹しているため足首を痛めやすいですし、濡れていると滑りやすいので、個人的にあまりお勧めはしません。

僕はBBCというチェーン展開しているジムの会員で、機具等はUNYPから無料で行けるところよりも充実しています。料金は1年契約で約6,000czkと、日本のジムではありえない破格の値段です。

また、プラハの中だけでもサッカーのチーム(日本でいうJリーグ)が2、3あったり、アイスホッケーも非常に盛んなので、試合を見に行く(アイスホッケーなんかはチケットが安いらしい)のも楽しいと思います。ちなみに僕は大学に入った後、どこかのスイミングクラブに入るつもりです。

また、日本人中心のスポーツの集まりなどもあるので、興味があれば、知人のつてをたどって参加するのもよいかと思います。

観光など

プラハの中に観光地はもちろんあります。ただ、回ろうと思えば3日あれば全て回れてしまいます。なので「プラハ以外が見たい!」という場合、チェコ内のプラ以外の観光地や隣国などに旅行をするといいと思います。

僕は先日Cesky Krumlov(チェスキー・クルムロフ)という、プラハの中心から車で約3時間の距離にある世界遺産の街に日帰りで旅行に行きました。この街は悲しい歴史を持っていますが、25年ほど前から急速に街の復興が進み、今では美しい人工的な世界遺産として世界中から観光客が集まっています。

僕自身はまだプラハ以外の観光地には一度しか行ったことがありませんが、他にも温泉(飲泉中心)のあるカルロビヴァリという街や、お城がたくさんあるので興味があればぜひ調べてみてください。

バスや電車は非常に安いので、国内外での非常に便利です。隣国に行く場合は、スチューデント・エージェンシー社でチケットを買えば、超低価格でチケットが買えるのでお勧めです。

ビザ関係

UNYPのファンデーションなどで勉強しようと思っている限り、必要不可欠なのがビザです。チェコのビザ申請は特に面倒だといわれていて、早めに見通しを立てておかないと非常に面倒なことになります。

学生ビザ申請に必要なものは、大学からもらう書類、住居証明書、90,000czk以上の銀行残高証明書、滞在日数をカバーできる分の保険(指定あり)、アプリケーションフォーム、犯罪証明書です(内容に誤り、変更がある可能性はもちろんあります。必ず自分で確認しましょう)。

この中で群を抜いて面倒なのが犯罪証明書です。日本にいるときに警察から取り寄せるなら問題ありませんが、現地で在チェコ日本大使館から取り寄せる場合、到着まで1か月半から3か月以上かかります。

日本人がシェンゲン圏内にビザなしで滞在できるのは180日間で90日まで。この間に到着が間に合わない可能性がかなり高いです。申請に予約が必要なことを考慮すると、1か月半で犯罪証明書がつかないと、そもそも申請ができないという事態に陥りかねません。

僕の場合、犯罪証明書は2か月たたないくらいで到着しましたが、その時点で申請の予約待ちがかなり多く、一番早い場所でも僕の滞在86日目でした。申請は何とか出来ましたが、ビザが下りるのにも時間がかかるので、僕の法律的にグレーゾーンな滞在を嫌がった大学オフィスが、83日目になって帰国を要請してきました。

申請してしまえば大丈夫という人もいれば、違法だという人もいる、よくわからない申請後のビザなし滞在、ほとんどの人はチェコで待機しますが、僕は大学に書類集め以外全て丸投げにして管理されていたため、このような状況に陥りました。学期途中での帰国になってしまったので、そこで様々な問題が生じて非常に面倒でした。早めの行動が大事です。

ちなみに書類は全てチェコ語である必要があり、犯罪証明書にはアポスティーユも必要ですので注意して下さい。ビザの更新はもっと簡単にできるので安心して下さい。これほど面倒で煩わしくてストレスフルなものはなかなかありません。周りの人の手も積極的に借りていきましょう。

その他

毎週金曜日に日本人や、日本語を話せるまたは日本に興味があるチェコ人などがレストランに集まって飲んだり話したりする会があっています。僕はそこに毎週行って交流の幅を広げたりしています。

日本人コミュニティは意外と大きく、年に何回かは日本人留学生によるコンサートが行われたり、秋祭りという日本企業主催の日本食のイベントなどが行われたりしています。フェイスブックのイベントで他にも日本関係のイベントを見つけることもできます。

日本人以外の友達は学校以外だと、なかなかできませんが、先ほど紹介した日本人やチェコ人の集まりや、Meetupを使ってlanguage exchangeなどの集まりに参加するとよいかと思います。

最後に

楽しいことも嫌なことも、全てを含めてチェコライフです。ほかの人にサポートしてもらえば簡単に解決してしまうことも多いです。全てを乗り越え全てを楽しみましょう。勉強もそれ以外も全てを頑張り、さらに彼氏や彼女を作れたらよりハッピーな日々を送れるでしょう。

どうすれば可愛い彼女ができますかって?

こっちが聞きたいですよ…

 

ニューヨーク大学プラハ無料出願申し込み+ギフトカードを受け取る

大学に直接連絡をする際は、以下のスタッフが日本人を担当します。

Timothy Smetana, M.Ed
International Development Manager
University of New York in Prague
tsmetana@unyp.cz

 

出願はGood Friends Japanで無料で行っています。日本語でやりとりできるので、確実に出願を終わらせたい人向けです。最大1万円を入学祝い金として全員に進呈しているので、出願する人はお知らせ下さい。

ハンガリー留学に関する学生サイト

チェコ留学に関する学生サイト

Good Friends Japan無料出願サポートの特典

・入学者全員に入学お祝い金
学生サイトへの寄稿で奨学金給付
・ブダペスト(ハンガリー)の日本人宿アンダンテに一泊無料招待
・Good Friends Japan食事会への招待(ヨーロッパ、日本など)
・僕と滞在先が被ったときに評価の高いレストランに招待
・就職祝い、結婚祝いなどの祝い事のプレゼント
・同世代のGood Friends Japan学生たちの紹介
・緊急時の日本語での対応

など

日本人宿アンダンテ参考:ヒョータくんの宿泊体験記

ABOUT ME
桑原 泰之(くわはら・やすゆき)
Good Friends Japan代表。ブリティッシュ・コロンビア大学の神学大学院(カナダ)とトロント大学(カナダ)で学んで修士号取得。United Church of Canadaを経て、ヨーロッパ英語留学と社会的に困難な環境にいる人の進学支援の会社Good Friends Japanを設立。北海道出身。