ハンガリー

【ブダペスト旅】「ドナウの真珠」を堪能するなら、王宮の丘とドナウ川沿いへ

「ドナウの真珠」とも呼ばれる、ハンガリーの首都、ブダペスト。その名の通り、街並みは本当に美しく、特にドナウ川沿いの景色は圧巻。プラハ同様、世界遺産に登録されています。

私が住んでいたプラハの街並みに見慣れていても、感動する美しさと雄大さがそこにはありました。今回は、そんなブダペストを堪能するために訪れるべきスポットをご紹介します。

王宮の丘

ブダペストは、ドナウ川を挟んでブダ地区とペスト地区に分かれています。王宮がある西側がブダ、国会議事堂がある東側がペストです。

ブダ地区の王宮があるエリアは「王宮の丘」と呼ばれ、ブダペスト観光の見所がぎゅっと詰まっています。私が滞在していたペスト地区からは、バスで訪れることができます。また丘のふもとにはケーブルカーもあります。まずは、王宮の丘エリア周辺の見どころをご紹介します。

1. マーチャーシュ聖堂

王宮の丘に降り立ってまず目に飛び込んで来たのが、高い塔がひときわ目を引く、マーチャーシュ聖堂700年の歴史があり、一時はオスマン帝国の支配を受けてモスク化したことも。その後の修復を受け、現在の姿があります。教会内に入場するにはチケットが必要。またこの高くそびえる塔に登ることもでき、ペスト側を一望できるようです。

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マーチャーシュ聖堂URL
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2. 漁夫の砦

マーチャーシュ聖堂のすぐ目の前にあるのが、漁夫の砦。実は比較的新しい建築で、1895年から1902年の間にハンガリー建国1000年の記念として建設されたそう。その名前の由来は諸説あるそうですが、本当のところは不明。ドナウ川を眺めるための格好のスポットです。一部入場料が必要なエリアがあります。

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漁夫の砦URL
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訪れたのが夏のハイシーズンだったこともあり、マーチャーシュ聖堂と漁夫の砦があるこのエリアは、たくさんの人で溢れていました。

3. ブダ王宮

漁夫の砦から南に歩いて15分、このエリアの呼び名にもなっているブダ王宮があります。ブダ王宮またはブダ城とも呼ばれていて、歴史の中で破壊と修復を繰り返し、今の形に。現在はハンガリー国立美術館や、博物館が入っています。

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ブダ王宮URL
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それぞれの建造物も見応えがあるのですが、王宮の丘に登った時のハイライトは、そこから眺めるドナウ川沿いの景色。

場所を移動するごとにこの景色を眺め、ため息が出ます。

またブダ王宮周辺からふもとに下って行く道の途中では、きれいに手入れされたガーデンエリアを発見したり、音楽隊に遭遇したり。こういうちょっとした嬉しい要素が、より旅を楽しくしてくれます。

ドナウ川沿い

王宮の丘を満喫したら、坂を下り、ドナウ川沿いを散策することに。ドナウ川はヨーロッパで2番目に長い河川で、ブダペストはその中流に位置しています。

川を挟んで、王宮(城)エリアと、その他のエリアが広がっている街の構造がプラハと似ており、なんとなく川の規模もヴルタヴァ川を想像していたのですが、ドナウ川は思った以上に雄大で、飲み込まれてしまいそうな感覚にとらわれました。このドナウ川沿いの見どころは、王宮の丘エリアと同じくブダペストを象徴する、国会議事堂とセーチェーニ鎖橋。

4. 国会議事堂

ブダペストの景色でまずイメージするのがこの国会議事堂ではないでしょうか。国会議事堂自体はペスト地区に位置していますが、この画を目にするには、ドナウ川を挟んだ対岸のブダ地区へ。私が行ったタイミングでちょうどクルーズ船が前を陣取っており、正面からの写真が撮れませんでしたが、そうでなくても十分な美しさ。暑い中歩き回った疲れが吹っ飛びました。

国会議事堂内は見学できるツアーもあり、案内してくれる言語が時間帯によって違うので、事前に確認・チケット購入をした方がよいとのこと。

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国会議事堂URL
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5. セーチェーニ鎖橋

セーチェーニ鎖橋はブダ地区とペスト地区を結ぶ橋の中でも、一番有名で、両岸を結んだ最初の橋です。4頭あるライオンの彫刻と橋上にある塔が迫力満点。

遊歩道のプラハのカレル橋と違って、車道と歩道があります。私はブダ地区への往路はバスを使ったので、帰りはセーチェーニ鎖橋を渡ってペスト地区に戻りました。橋の下はクルーズ船が行き来します。

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セーチェーニ鎖橋
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「ドナウの真珠」の美しさは、これらのドナウ川沿いの景色なしでは語れません。今回紹介したスポットは、駆け足であれば半日で周ることができます。もちろん、教会内、美術館、国会議事堂の見学など、それぞれのスポットをもっと時間をかけてじっくり楽しむのもあり。

ペスト地区にも美しいスポットがたくさんありますが、またそれは別の記事で。次回はこのドナウ川沿いの夜景を楽しむクルーズをレポートします!

ABOUT ME
Tomomi
1988年九州生まれ、九州育ち。 就職を機に足を踏み入れた東京砂漠から脱出、渡チェコ。 縁あって現在オランダ在住。