こんにちは!
ハンガリーに留学中のヒョータです。ハンガリーってどんな国かって、多分想像もつかないと思います。僕も来るまで知りませんでした。
なんとなく国民のお腹がすいてそう(ハングリー)とか漠然と思ってました。
ちなみにこのギャグ、ハンガリー人の前でやると、真顔で「それはもう飽き飽きだ」と言われるので要注意。
しかし、ハンガリー、滅茶苦茶いい国やで!!(笑)
理由はいろいろあるけど、今回の記事では「温泉」というテーマに沿って行こうと思う。
この記事を読んだ後の君は、読む前よりもほんの少しだけ知識量が増えているはずである。それを是非周りの人たちにどや顔で披露して、ハンガリーという国を宣伝してしまってほしい!!
さて!!
最近はハンガリーも寒くなってきて、なかなかに外出ハードモードだ。加えて僕が住んでいる寮の中には、コンビニや食堂、さらにはボウリング場までそろっているので、外に出る必要がない。最近は滅多な理由がない限り外出を控えている。
だが、この前、そんな僕に一人の刺客が現れた。

ロシア人のミハエル君。僕のルームメート。あんまりにも僕が外出せずに、英語勉強という名のライトノベル英語読みと、FF英語版やりこみプレイをしているのを見かねたらしい。
曰く、「おい!ヒョータ!せっかくハンガリーに来たんだから、そんなどこでもできることやってないで外出しようぜ!!」
うーん。言ってることは至極正論なんだけれども、ミハエルも最近は部屋でウォッカ飲みながらYoutube見てるだけなんだけどなぁwww
北国系のやつらはこの時期はアクティブになるかと思いきや、逆に部屋の中でおとなしくするやつが多い。冬の寒さの厳しさを知っているからなのだろう。道民としては、親近感を感じざるを得ない。ミハエルもその一人で、この言葉がこいつから出てくるとは思ってもみなかったので、たまげちまったわ!!www
まあでも、やることもないので二人で外出。「Where the hell are we heading??(おいどこ向かってんだ?)」と聞いたところ。。
「Of course Hot Spa!!(もちろん温泉さ!!)」とのこと。
ちなみにこの時僕は一度、「Of course」の意味を電子辞書で調べなおしたことはそっと記しておこう。。
おお!寒いときに温泉!いいね!きっと体が温まり、お湯に入った後は、のんびり定食でも食えるのだろうと期待。
こう見えて、僕は温泉が大好きだ。日本にいる時も、あちこちの温泉に入りにいったり、温泉に入りたいがゆえに、温泉つきのホテルでリゾートバイトをしたりしていた。
異国の地。ハンガリーで温泉に入ることができるとは感激の至り。喜び勇んで準備をするヒョータなのであった。
ハンガリー最大級の温泉!!セーチェーニ温泉に行ってきた!!
(残念ながら、この時はあまりの寒さに写真を撮る余裕がなかった。代わりに僕が9月に行ったときの写真で代用しようと思う。勘弁してくれー。)

バカじゃねーの!?wwwww
何が温泉やねん!!ドデカいプールじゃねぇか!!
見た目のとおり、水温も低めで30℃かそこら。気温は12℃。とにかく寒い。お湯から出ると冷たい風が全身を襲い、5ポイントのダメージが入る(FF脳)。
僕とミハエルは、何か新しいエクストリームスポーツをやっているかのような気分になりながらお湯に入る。入っても寒いけど。しかも、一度入ったら寒すぎて外に出ることができなくなる。こうして僕たちは冬のセーチェーニに惑わされ、40分近く中まで戻ることができずに露天風呂にとどまり続けたのであった!!
一応説明すると、ここはブダペスト。セーチェーニ温泉である。
[googlemaps https://www.google.com/maps/embed?pb=!1m18!1m12!1m3!1d5980.006088037509!2d19.087600230413112!3d47.51442192158584!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x4741db8605675577%3A0xcbc0c308b68d2412!2z44K744O844OB44Kn44O844OL5rip5rOJ!5e0!3m2!1sja!2shu!4v1513303405285&w=600&h=450]
入場料金は約5,000Huf。日本円で2,500円弱。
ただ単にお湯を温めただけではなく、しっかりと温泉であるところが魅力的。公式サイトにはちゃんと泉質も書いてあるので、温泉マニアの君は要チェックだ。
温泉の数は多種多彩で、内風呂から外風呂、水風呂に40℃前後の熱めの風呂、サウナまでついている。マッサージもあるし、近くには「ヴァイダフニャディ城」とかいうふざけた名前のお城もあるし、周辺を囲むようにきれいに整備された公園もある。ブダペストに来たのであれば、絶対に行きたいスポットの一つだろう。
暖かい時期に来たのであればな!!
結論から言えば、寒い時期にこの温泉に来るのは無謀な試みと言えるだろう。中には室内温泉などもあるので、そちらだけでも楽しみたいというのであればわかる話ではあるが、外の部分を楽しみたいなら暖かい時期に来るに限る。俺はもう自分のような犠牲者は出したくないので書いておくが、【ハンガリーの温泉には夏にこい!!】
タイタニックのディカプリオにあこがれているわけではない限りは夏に来よう。ミハエルは深く後悔したようで、
「家でおとなしくしてればよかったんや!誰やこんなところ来ようって言ったの!!」と震えながらのたまっていた。
お前じゃボケ!!wwww
このままでは紹介されるセーチェーニ温泉もあんまりなので、夏のセーチェーニ温泉の写真ものせておこう。

夏の暑い日などに行けば、適度な水温と相まって非常に快適である。僕はこの時、Andanteという日本人宿にいた旅人さん達と一緒に温泉に行った。

温泉に浮かぶヒョータ(無職)。日本の温泉ではタブーだが、ハンガリーの温泉では泳いでもオッケー!! 場所が変われば、ルールなんて簡単に変わっちゃうんやね。そのかわりハンガリーの温泉には、体を洗うシャワーなどの機能はついていない。やはり同じ温泉と言っても、日本の温泉と感覚はかなり違うようだ。

日本人 in セーチェーニ温泉の図。ハンガリーに日本人はまだまだ少ない。ハンガリー最大級の温泉であるにもかかわらず、日本人と思しき人たちは、僕たち以外には見当たらなかった。それどころかアジア人もあまり見当たらない。やはり、ハンガリーの認識度はまだまだ低いのだろうか…。
時期を間違えなければ、この通り十分に楽しむことができる!!みんなもぜひ行ってみてほしい!!
おまけ。温泉内の活動。
ハンガリーの温泉といえば、やはりこれが有名だ。
(Wikipediaより引用)
温泉チェス。みんなそれぞれ駒だけ家から持ってきて、温泉内で対戦相手を捕まえて勝負していた。この光景は非常に有名で、僕もこれを期待してここに行ったのだが、この日に限って奇跡的に誰もチェスをしていないという、あまりにも愉快な悪運に恵まれてしまった。そんな恵みはいらん。
また、ハンガリー国内の温泉は、ハッテン場(ゲイの方が彼氏を作るところ)としても機能していて、温泉の中心部のほうに行くと、そういう方たちが集まっている。興味がある人は、そちらの方にも顔を出してみるといいだろう。
最後に。
いかがであっただろうか!! ハンガリーの温泉は、是非とも体験して欲しいアクティビティの一つだ。温泉はここだけではなく、ブダペスト、ないしハンガリー全域にくまなく存在している。たとえば、キラーイ温泉やゲッレールト温泉などが有名だ。日本の温泉を知っているからこそ、日本と違うスタイルの温泉から新鮮な気分を味わうことができる。
温泉好きの君、ハンガリーは外せない好スポットだぞ!!是非とも立ち寄ってみてほしい!!
では!!