略歴
福岡生まれ。福岡育ち。工業高等専門学校で建築学を学び、専攻科卒業後、建築設計事務所に就職。働き方に違和感を感じ2年後に退職。留学を夢見て、3年間アルバイトに明け暮れた結果、晴れて今年の2月からハンガリーへ留学。
海外に興味を持ったきっかけ
今改めて、きっかっけを思い出してみると、小学校低学年の時にアメリカから来ていたALTの先生に出会ったことが始まりであるが、それから英語という音に興味を持ち、ひたすら洋楽を聞いて、McFlyに恋をしたことが大きなきっかけである。
海外が私を変えたきっかけ
国際貢献という言葉に憧れを持ち始めた中学2年生。きっかけは、新聞の切り抜きで見た「カンボジア地雷撤去キャンペーン」という記事だった。
その記事を切り取り、学校に交渉。その活動を学校全体で取り組むことに成功。全校生徒の協力の甲斐あって、1年後に団体の代表の方が学校に訪問してくださり、講演会が行われた。そこで初めて目にした、カンボジアという国の現状。
毎日バレーボールに明け暮れ、学校で当たり前に先生、友達に囲まれ授業を受け、帰る家があり、家族が待っている。手も足も目のあり、毎日当たり前にご飯を食べる。そんな自分の暮らしぶりが、世界の当たり前ではないことに衝撃を受ける。
そこで私も何かしなければ、と国際貢献という言葉に心を奪われる。
国際という言葉だけで、英語を勉強しなければと思い立ち、英語のコースがある進学校に進路を固める。がしかし、貢献するためには、自分に誰かの貢献ができるような技術がないと、誰の役にも立たないのではないかという不安に駆らる。英語を使って何か自分にしかできないことは何か。自分に何ができるのか必死に考えた15歳。
そこで閃いたのが、大好きだった絵とモノづくりを活かすことだった。そして高専で建築を専攻することを急に決意。当初の志望校の学校推薦も頂いていたのにも関わらず、2学期最後の3者面談で「高専に行きたい」と学校の先生を大変困らせる。
その後、高専で建築を学び、小学校の6年間よりも長い、7年間を過ごす。
海外が消えた2年間
国際貢献という言葉に幼い頃から憧れ、世界を平和にしたいという大きな野望に夢中になるも、路頭に迷い、目標を失う専攻科1年生の後期。研究に追われ、何をしているのか、何をしたいのか自分の未来が描けなくなる。卒業後のビジョンも描けないまま、支えてもらった多くの人から逃げるように、建築設計事務所に就職をする。就職後は毎日のタスクを熟すことに精一杯で、国際貢献という言葉も存在感を消していた。
海外熱、また再び
がしかし、転機が訪れる。その当時、未だに男性優勢の建築業界に、疑問を抱くようになり、幼い頃の負けず嫌いだった自分をふと思い出す。‘女の子らしく’という言葉がきらいで、女の子だから、これはしてはいけない。女の子なんだから。子供のころのこの感情が鮮明に思い出される。そして、女の子だから学校にいけない、仕事ができない。早く結婚しなくはいけない。子供を産まなければならない。そんな社会の風潮に息が詰まってしまっていた。
そして、この何とかしてこの状況を変えたい。と思い立ち、中学生の頃に衝撃を受けたあの日を思い出す。
もう一度、私にできることで、誰かの役に立てるような人になるべく、海外進出を計画し始める。建築設計事務所を退職し、留学資金を貯めるべくアルバイトをはじめる。その仕事が性に合い、計画より長く働いてしまう。誤算だった。笑
しかし、この経験が今の私の人格を形成していると言っても過言ではない。周りの人がいるからこそ、私という個人が形成されていること。誰かのために何かをすること。誰かの幸せのために、笑顔のために働くことに、私の生きがいを見出すことができた。
これまでの私は、自分のことだけで精一杯で、向き合って来なかった、周りの人に感謝するということ。この場をお借りして、感謝を述べたい。本当にありがとうございます。
海外が実現となる
そしてついに、桑原さんに巡り合う。
貯金が意外と貯まらなかったという事実はさて置き、留学資金が限られる中、どうしても今年中には先に進むことを決め、googleに検索をかけまくる。そこで運よく見つけたGood Friends Japanのメンバーのブログだった。彼にはまだ会ったことはないが、彼の素性は知っている。彼のブログから桑原さんの会社のサイトに飛び、ついに桑原さんに辿り着く。
まずは英語をツールとして使えるようになるよう、今年の2月からブダペストの大学のPre-University/foundation courseで英語を勉強している。その後は国際開発学を学び、大学院に行くことを計画している。

桑原さん、Good Friends Japanの皆さんにおんぶにだっこ状態。また図々しくもこの場をお借りして感謝を述べたい。本当に、いつもありがとうございます。そしてこれからもよろしくお願いします。
最後に
もしこの記事を読んでくれたあなたが、留学に迷い、将来に迷い、人生に迷っているとしても、このサイトに辿り着いたということは、少なからず、前進していることだと思います。わたしも自分にそう言い聞かせながら、自分の生きがいをどんな風に形にしていくか、これから見つけていきたいと思います。