王宮があるブダ地区、その対岸のペスト地区に分かれている、ハンガリーの首都ブダペスト。
前回、前々回と、ブダ地区とドナウ川沿いはブダペスト観光で外せない!と書いてきましたが、もちろんペスト地区も散策し甲斐があるスポットがたくさん。今回は、ペスト地区の見所をレポートします。
アンドラーシ通り
アンドラーシ通りは、世界遺産の一部にもなっているブダペストの目抜き通り。地下には、同じく世界遺産の地下鉄(メトロ)1号線が通っており、アンドラーシ通り沿いの必見スポットは、各駅のすぐそばに位置しています。ブダ地区から見てアンドラーシ通りの突きあたり、英雄広場からドナウ川に向かって各スポットをご紹介します。
英雄広場
ハンガリー語で英雄広場(Hősök tere)という名のメトロ駅から地上に出てすぐ。どーんと広い広場に、そびえ立つ中央のポール。その周りには、歴代の王や将軍の銅像があり、全体のあまりの迫力に、目の前にある全景をおさめようと天を仰ぎました。
この広場は市民公園と隣接しており、セットで散策するのもよし。市民公園の様子はまた別記事にてお伝えします。
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英雄広場
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オクトゴン
オクトゴンは特に観光すべきスポットというわけではないのですが、トラムの路線が走る大通り、テレーズ通りと交差する場所。テレーズ通りは、鉄道のブダペスト西駅へと続きます。Oktogonという名前は、英語のoctagonの響きと似ている通り、8角形を意味していて、上から見ると実際に8角形であるこの交差点の形を表しています。
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オクトゴン
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ハンガリー国立歌劇場
オペラやバレエ、クラシックコンサートを上演している劇場。オペラ座とも呼ばれ、最寄りのメトロの駅名はOpera。ブダペストは音楽の街としても名高く、オペラ座からもすぐ近いリスト音楽院には、日本からもたくさんの学生が留学しています。ヨーロッパには本場の音楽に触れる機会がたくさんあるので、一度はこういう場所にも足を運びたいものです。
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ハンガリー国立歌劇場|URL
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聖イシュトヴァーン大聖堂
聖イシュトヴァーン大聖堂は国会議事堂と並んでペスト地区の背の高い建物です。大聖堂内のドーム部分に登ることができ、ブダペストの街を一望することができます。(有料)また、オルガンコンサートが定期的に開催されているようです。(参照)最寄りのメトロ駅は、Bajcsy-Zsilinszky út。
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聖イシュトヴァーン大聖堂|URL
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エルジェベート広場
地下鉄1号線の終点駅一つ手前、Deák Ferenc térのすぐそばにあるのが、エルジェベート広場。英雄広場から見て、アンドラーシ通りの突き当たりです。エルジェベートの名は、オーストリア・ハンガリー帝国の皇后エリザベートから付けられたもの。寛げるよう整備されていて、市民の憩いの場です。定期的にマーケットなども開催されている模様。
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エルジェベート広場
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中央市場
続いて紹介するのが中央市場。食料品や、観光客向けにはお土産品も売っていて、ローカルな雰囲気と観光客の賑わいが入り混じった場所です。
1階部分は、八百屋、肉屋、魚屋、乳製品を売るお店などが軒を連ねる、主に生鮮食料品売場。
お肉屋さんにたくさんぶら下がっているサラミがインパクトあり。
ハンガリーといえばパプリカ。一つ一つが大きく、色の種類も多数。
もちろんスーパーなどでも食材は手に入りますが、市場のお店で対面で買い物をしてみるのも、海外にいるときならではの楽しみ。
続いて階段で2階に登ってみます。
2階はお土産品が売られていて、ハンガリーの工芸品を手にすることができます。
ハンガリーは刺繍が有名。この旅中、ハンガリー刺繍を求めてここへ来た!という刺繍コレクターにも出会うほど。鮮やかな色合いと立体的な仕上がりが特徴で、フラワーモチーフのものが多く、可愛いのでお土産として喜ばれそう。
2階部分にはフードコートもあります。
ランゴーシュというハンガリーの揚げパンが、スペシャルバージョンと言わんばかりのトッピングバリエーションで売られています。
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中央市場|URL
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ユダヤ人街
散策が楽しいスポットとしてピックアップしたいのが、ユダヤ人街。廃墟バーや、ストリートフードマーケット、ユニークなカフェなど、歩いていてワクワクした気分になれる場所です。
こちらは有名な廃墟バーのひとつである、Szimpla Kert。廃墟バーとは、再開発で手をつけられずに残ってしまっていた廃墟と化した建物を、リノベーションしバーにしたもの。独特な雰囲気で、入るのをちょっと躊躇してしまいそうな佇まい。
一見この建物の中にバーが存在しているとはわかりません。目印はこの小さい看板。見逃さないようにしてください!
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Szimpla Kert|URL
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こちらは、Street Food Karavanの入り口。色々な屋台が集まった、縁日のような場所です。
中央市場でも出てきた、ランゴーシュや、ピザ、ハンバーガーなどが売られています。どうやら冬の時期は閉まってしまうようですが、それ以外は毎日オープンしているようです。訪れたのが夏ということもあり、とても賑わっていました。手軽に食べ物とお祭り気分を味わえる場所です。
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Street Food Karavan|URL
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他にもハンモックがぶら下がっているカフェがあったり、アーティスティックなオブジェが散りばめられていたり。ユダヤ人街は、クリエイティブで、美しいだけではない違った顔のブダペストに出会えるエリアです。
世界一美しいカフェとマクドナルド
最後に、世界一と称される飲食スポットをご紹介。

きらびやかな装飾で世界一豪華なカフェと言われている、New York Café。
散策途中にちらっと立ち寄っただけですが、本当に豪華絢爛!これは一度入ってお茶をしてみたい。有名なカフェなので、観光客も多いよう。装飾のようにカチッとした雰囲気ではなく、割とラフな格好のお客さんがいました。
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New York Café|URL
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鉄道のブダペスト西駅に隣接する、マクドナルド。観光で来てなかなかマクドナルドに足は向かなかったり、せっかくの綺麗な建物をマクドナルドにしちゃったの…!という声もあったりすると思いますが、一見の価値ありです。
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マクドナルド(ブダペスト西駅)
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以上、ペスト地区の見どころを紹介しました。実は紹介した大部分が、「ここに行こう!」と決めて訪れたのではなく、歩いて散策している途中に見つけた場所。交通機関を使わず、自分の足で見てまわると楽しい発見がたくさんありました。なかなか1日では全て周りきれませんが、時間が許せば、点と点をみてまわるよりも、線を描きながら街の景色の移り変わりを感じるのがおすすめです。