こんにちは!トモです。
早いものでハンガリーに来てから3カ月が経ちました。交通機関の使い方やスーパーでの買い物の仕方に慣れ、仲の良い友達も出来たおかげで毎日留学生活をエンジョイしています!が一方で、英語力が伸びた実感はまだありません・・・(汗)
でも!!!!!
日本に居た頃と比べて英語を聞き取る耳は良くなっていると思いますし(そう思いたい)、躊躇わずに外国人に話しかける度胸はつきました。
あとはやっぱり上手い英語を話す人の話を聞いて、「あぁアレを言いたい時はこういう言い回しをするのね」とか「この表現を使うと分かりやすいな」という、実地の体験でしか得られない気付きがあって、やっぱり留学して良かったなぁと思っています!
(こっちに来てから初めて出来たハンガリー人の友達と♡この日はハンガリーの革命記念日だったので2人でブダ城に遊びに行きました。出店が沢山!)
前置きはさておき、今回は私が通っているエトヴェシュ・ロラーンド大学(Eötvös Loránd Tudományegyetem, 通称ELTE)でどんな感じの授業を取っているのか、について書いていこうと思います。
まず私は1年間フリームーバーというプログラムでELTEに留学しているのですが、フリームーバーは1学期に最低3つの授業を取る必要があります。
今学期、私は Health law and ethics、Measuring well-being and social progress、Academic Writing そして Contemporary challenges for the Hungarian society という4つの授業を取ることにしました。
1週間に4つしか授業を取っていないの!?と思われるかもしれませんが、意外に予習・復習(あと遊び(笑))に時間を取られるので、結構丁度良い時間割になっています。
授業形態について
ほとんどの授業は2時間の枠が用意されていますが、大体1時間半で終わります。何でかは分かりません(笑)先生によっては10分くらい遅刻して来たり、お酒を飲みながら講義をしているので、日本人の感覚で行くと結構驚きですね・・・!
そしてELTEの社会科学部の先生は全員ハンガリー人なので(2018年5月現在)、先生によってはめちゃくちゃハンガリー語訛りの英語を話すので、未だに上手く聞き取れない時があります(笑)
さて、授業はレクチャーとセミナーという2つに大別されるのですが、前者は比較的広い教室で教授の話をただ聞く形式、後者は日本の大学で言ういわゆるゼミ形式で、少人数体制かつ授業内にディスカッションを求められます。
(↑こっちがレクチャーでよく使われる大教室のイメージ。)
(↑そしてこっちがセミナーでよく使われる教室のイメージ)
ELTEはブダペスト内に沢山キャンパスを持つ大学なのですが、私の通うキャンパスは他のキャンパスと比べるとわりとモダンな印象を受けますね〜。
授業紹介
では本題の授業紹介に入ります!
Health law and ethics(レクチャー)
この授業は今期取っている授業の中で一番好きな授業です! 内容は現在の保険法の在り方を学び、そして判例を見ながら法律と倫理の衝突する部分にどうやって折り合いをつけるか等を考えます。
またほとんど毎週、宿題として教授が指定する保険法に関する映画を観て、授業内でその映画で取り上げられていた問題について意見を述べます(一応レクチャーの授業ですが、セミナーのような一面がありますね)。
(今まで観た映画のまとめ)
例えば「CONTAGION」という映画では、ある伝染病が世界規模で蔓延し、各国が大パニックに陥ります。135日後にやっとワクチンが開発されるのですが、そのワクチンのプライオリティーは誰にあるのか、というディスカッションしました。プライオリティーは赤ちゃんにある、という人もいれば、その国の党首にある、という人もいてクラスメイトの様々な考えを聞く事ができて楽しかったです。
何よりこのクラスの先生は、一人ひとりの顔を見ながら丁寧な英語で話してくれるので、こちらも真剣に彼の話を聞こう!と自然と背筋が伸びます。
Measuring well-being and social progress(セミナー)
これはOECD加盟国をGDP、教育、収入、安全性等あらゆる面から比較・検討する授業です。 セミナーの授業の割にディスカッションの時間は少ないのですが、それでも毎回一言は何か発する機会があるので、今でも少しドキドキする授業です。
けれど、この授業の先生はとても人が好いおばあちゃん先生なので、授業が終わった後も分からない所を聞きに行けば親切に教えて下さり、とても助かっています。
そしてこの授業はグループでプレゼンテーションをする事が課題として与えられているのですが、2週間ほど前に私はオランダとアイルランドを比較したプレゼンテーションをしました。英語でプレゼンテーションをするのは初めての事だったのですごく不安でしたし、準備の段階でも自分の不十分な英語力でグループメンバーと共同作業をするのは難しかったです。
しかし、これは絶対に今後の自分の糧になる、ベストを尽くそう!と思い、練習に練習を重ね、プレゼンテーションの発表当日は本番の数十分前まで友達に予行練習を付き合ってもらいました。
そして本番。足は竦むし、あまりの緊張で言いたい事が少し飛んでしまったりもしましたが、何とか無事に終える事が出来ました。本当はもっとクラスメイトの顔を見ながら話して、時には彼らに質問を投げかけたりもしたかったのですが、今の私にそこまでの器量は無く・・・。
でも本当にこれは良い経験になりましたし、次の学期でもしプレゼンテーションがあったらこの反省を活かしたいと思います。
Academic Writing(レクチャー)
正直この授業は特に特筆すべきことはないです(笑)
簡単にこの授業について説明すると、毎回ランダムでグループに分かれて、良いエッセイの書き方について様々な観点から話し合います。そしてそこで発見した事を応用して、2週間に1回くらいの頻度でエッセイを書きます。
Contemporary challenges for the Hungarian society (レクチャー)
この授業は週ごとに講師の先生が変わり、歴史、文化、人類学、あらゆる角度からハンガリーという国について学びます。
例えばハンガリーの神話学の回では、ハンガリーに現存する聖イシュトヴァーン(洪:Magyar Szent Korona)について、いかにしてこれが継承されて来たのか、そして何故これがハンガリーの聖なる象徴になったのかについて勉強しました。
(日本でいう三種の神器みたいな。ハンガリーの国会議事堂で展示されていますよ〜)
またこの授業はERASMUSの学生が多く出席している印象があるので、毎回賑やかな雰囲気で授業が進んでいます。
最後に
いかがでしたでしょうか〜?この記事が少しでもハンガリーの大学に留学する予定の方のお役に立てれば幸いです!
最後に私の大好きなハンガリーの夜景を添えて♡
それではまた次の記事でお会いしましょう〜!